絵本を届ける社会貢献プロジェクト「ブックサンタ2019」に春日部市内の2つの書店が参加している。
貧困や災害などでクリスマスに厳しい環境に置かれている全国の子どもたちに絵本を届けるため、2017(平成29)年に始まった同プロジェクト。昨年の参加店は200店で2,180冊の寄付があったという。
今年は282店、市内では「リブロ ララガーデン春日部店」(春日部市南1)と「TSUTAYA 南桜井店」(春日部市大衾字原)が参加する。
ブックサンタプロジェクトリーダーの清輔(きよすけ)夏輝さんは「6歳のころ、サンタさんが自分に会いに来てくれた思い出が忘れられず『今度は自分が届ける番だ』と思い、社会貢献を行う団体『チャリティーサンタ』を2008年に立ち上げた」と振り返る。
「ブックサンタは、プロジェクトの中の一つ。子どもたちが1年で最も楽しみにしている日に、寄付という形で協力いただければ」と呼び掛ける。
リブロララガーデン春日部店の福川麻子店長は「初年度から反響があり、昨年は10件弱の申し出を頂いた。例年11月後半から12月半ばにかけて問い合わせが増える。選ばれる本はクリスマス関連やロングセラーの本が多い」と話す。
寄付の方法は、参加店で子どもたちに贈りたい絵本を購入し、「ブックサンタでお願いします」と伝える。絵本はプレゼント包装され、チャリティーサンタが派遣するボランティアサンタクロースがクリスマスイブの12月24日、事前に保護者から預かったメッセージと共に対象家庭に直接届ける。
12月24日まで。