草加市、越谷市、松伏町の飲食テークアウト情報をまとめたウェブサイト「まちのテイクアウト情報」が4月2日、公開された。
サイトを作成、運営しているのは草加市在住のグラフィックデザイナー福地立憲さん。普段は近隣のイベントチラシ、店のロゴ、ショップカード、ホームページなどの制作やアート活動、まちづくり活動をしている。
「きっかけは、新型コロナウイルスの影響が大きく長引いていることから、知人の飲食店などの様子を見て心配になった。外出を控えるべきとの見方も強いが、飲食店がテークアウト対応をしているのを見て、自分ができることがあるのではと、サイトを作った」と福地さん。
サイト内には、テークアウトできる店名、商品、ロゴ、住所、定休日、営業時間、電話番号を掲載し、SNSがある店はSNSのリンクを貼っている。掲載エリアは大きく分けて草加市、越谷市、松伏町で、さらに草加、獨協大学前エリア、新田、越谷、蒲生、北越谷、松伏に分けて掲載している。
福地さんは3月20日ごろから各店の情報を調べ、サイトを作り始めた。2日にフェイスブックで情報を公開。新たな情報が寄せられ始め、公開時の掲載店は14件ほどだったが、現在で23件(3日13時時点)となった。「情報をいただき、SNSをやっている店はSNSを見れば詳細情報が分かるが、やっていない店の詳細情報は常連の方やオーナーの情報が頼り」と福地さん。
「仕事の傍ら、自分1人で作成、運営している。インターネットの検索で上位になるような対策にお金をかけることができないので、人のつながりや口コミが頼り。まずはフェイスブックで検索していただけたら。皆さんの力を借りてたくさんのお店を掲載し、たくさんの人に使ってもらい、まちの飲食店を応援できたらうれしい」と期待を込める。