春日部・増田新田農地管理組合が制作したかかし20体が6月7日、田に設置された。
増田新田農地管理組合が管理する同地区の10ヘクタールほどの田に、スズメやごみ投棄から田を守るため、同組合で数十体のかかしを作り設置している。かかしは、住民20人ほどで構成する同管理組合の参加者が持ち寄った古着などを使い、顔を描くなどして制作している。昨年は70体ほど設置した。
現在20体ほどが完成。今年はマスクをつけたかかしも制作した。同組合の代表関根正雄さんは「6月7日から作り、できたものから設置をしている。今年は新型コロナがあるのでやめようかと思ったが、少し落ち着いてきたので3密に気を付け、屋外で制作した。皆な制作に大分慣れてきた。今年も70体を目指す」と笑顔を見せる。
「自粛のせいか、米の在庫がないかなどの問い合わせがあった。今年は暑いので、暑さに強い品種を多く植えたが、台風で稲に影響がないか懸念している。一番かかしが活躍する8月までに70体作り上げたい」とも。