春日部駅付近の連続立体交差事業の関連工事として2月1日、春日部駅東口テナントビルの撤去工事が始まる。
【関連画像】連続立体交差事業で撤去される「開かずの踏切」の1つ、伊勢崎線第124号踏切
2019年12月に事業認可を受けた同事業は、春日部駅を中心として東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)および野田線(東武アーバンパークライン)の鉄道を高架化し、10カ所の踏切を除却するなど交通の円滑化を図るもの。総事業費は概算で650億円。
コンビニエンスストアやパン店が入居していた春日部駅東口テナントビルの撤去工事に着手する。工事業者は、東武谷内田建設(東京都墨田区)で、工事内容は工事用仮囲い設置、足場組立、解体、撤去などで、工事期間は3月31日までの予定となっている。
同テナントビル撤去工事のほか、同駅東口駅交番移設工事も始まっている。2つの工事は、仮線路の用地確保などのために行う。線路の高架化は、野田線側から高架橋を建設していく。野田線の線路を東側に移設し高架橋を建設する用地を作るため、伊勢崎線の上り線路から1線ずつ春日部駅東口側に移設し仮線路を作っていくという。