ビストロ「uetro(ウエトロ)」が6月12日、古民家複合施設「はかり屋」(越谷市越ヶ谷本町)内にグランドオープンする。
イノシシや鹿などの国産ジビエを使った料理や、和牛のローストをはじめとしたフランスの家庭料理を提供する同店。席数は、1階カウンター=8席、2階=10席。テラス席4席も備える。
オーナーシェフの植草優介さんは、越谷市で生まれ育ち、草加市在住。東京を中心にビストロ店で15年ほど修業し、料理長も務めた。商品開発にも携わったという。植草さんは「いつか独立したいと思っていた。自分の店ではフランスの家庭料理『ビストロ』を提供したいと思っていた」と話す。
もともとは東京への出店を考えていた植草さん。物件を探していた時に知り合いを通じて「はかり屋」を知った。植草さんは「コロナ禍でもあるので、地元に回帰するという挑戦をしようと思った」と言う。
メニューは、アラカルトで看板メニューの「ジビエ パテドカンパーニュ」(1,000円)、「宮崎県産 本州鹿ロースト」のランチセット(2,200円)、スパイスとかんきつ系のレモンなどで作った「自家製uetroコーラ」500円など。植草さんは「パテドカンパーニュは、ジビエである鹿とイノシシ肉を、食べやすさを目指して肉の割合を配合したジビエ入門編」と説明し、「ランチセットは、3種類の肉から選べる。ランチにジビエを入れるのはチャレンジだったが、プレオープンで人気だった」と振り返る。「コーラは、スパイス料理好きが高じて開発した」とも。
ディナーメニューには、冷菜や温菜、肉のロースト料理、デザート、ビールやハイボールなどの酒類もそろえる。
カレーや肉料理は、テークアウトもできる。
植草さんは「はかり屋の中で料理し、発信することで、越谷市や草加市の活性化につながれば。コーラはテークアウトができるので、はかり屋内を見て歩く際などにも楽しんでもらえれば」と話し、
「地元の人にどれだけジビエ料理を受け入れてもらえるかは未知数だが、食べやすさを意識していくので、苦手意識を持っている人のイメージを拭い去ることができれば」と力を込める。
営業時間は、ランチ=11時~14時、カフェ=14時~16時、ディナー=16時~21時(日曜は11時~16時)。水曜定休。