シンポジウム「主体的に生きる選択と支援」が8月1日、草加アコスホール(草加市高砂2)で開かれる。主催は、「みんなの保健室 陽だまり」、「BABA lab」。
介護事業を行う「ハレ」の前田和哉社長の基調講演をはじめ、小児の医療的ケア、介護、生活支援を行う立場や病を持つ人などがパネルディスカッションを行うシンポジウム。
主催する「みんなの保健室 陽だまり」は、地域住民が健康相談をできる場として、元気に暮らすための支援や一緒に学び・助け合う場、支援をつなぐ場として看護師6人で2016(平成28)年4月に発足した。
同団体代表で看護職の服部満生子さんは「高齢化が進んできている。高齢者になってからではなく、30~40代くらいから、どう生きていきたいのか、どう死んでいきたいのか積極的に考えてもらいたい」と話す。
服部さんは「これからは治療なども医師に任せっきりではなく選択の時代。病気を持っていても生きていける時代。病気を持ちながら学校に通う子どもたちなどの医療的ケアの現場の声や、介護経験者、筋ジストロフィーを発症しながら1人で生活する人などが登壇する。健康だとあまり考えないかもしれないが、自分がそのような立場に置かれたときにどうしたいのか、周りにそういう人がいたらどう手を差し伸べるのかについても考えるきっかけにしてもらえれば」と話す。
「コロナ禍で、これまでよりも死を身近に感じるようになったと思う。この時期だからこそ、誰にでも共通する課題であると、考えるきっかけになったら」とも。
開催時間は13時~16時10分。定員は200人。参加無料。申し込み先着順。専用フォームで事前申し込みを受け付ける。