和菓子店「お菓子処(どころ) 嘉祥菴(かじょうあん)春日部店」(春日部市中央1、TEL 048-758-2737)が12月3日、オープンした。
栃木県栃木市大平町で2020年3月20日にオープンした、どら焼きやまんじゅうなどの焼き菓子や蒸し菓子、米菓などの贈答品が主力の和菓子店。大平町を中心に栃木県内に7店、茨城県に2店舗を構え、春日部は埼玉県初出店となる。
社長の早坂道信さんは「もともと和菓子店を営んでいた。機械製品ではなく手作りの和菓子を提供したいと、新ブランドとして嘉祥菴を立ち上げた。職人が手作りすることで、焼き上がりや蒸し上がりなど品質の微調整ができる。微調整ができるとおいしさにつながる」と話す。
商品は、黒糖を練り込んだ生地に粒あんとクリームを挟んだ「黒どら山」(180円)、蒸しカステラ生地に自家製のカスタードクリームが入った「みかも月のしずく」(190円)、新潟産のこがねもちを使ったもなかの皮に刻んだ栗入りのこしあんを挟んだ「重陽もなか」(170円)などがある。
早坂さんは「今後は団子や大福などの生菓子も販売していきたい。縁が合って春日部で店を開くことができた。ここは通りを歩いている人が多いし、商店会も活気がある。地域の皆さまに受け入れてもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~18時30分。