春日部にラーメン店「顎で喰（く）らえ」（春日部市粕壁）が1月13日、オープンする。

チャーシュー1枚とモヤシがのる「ラーメン」

　カウンター席8席のみで、二郎系ラーメンを提供する同店。越谷市出身の大野賢司さんが店主を務める。大野さんは子どもの頃パティシエに憧れていたことから調理師専門学校に入学。在学中にイタリアンに興味を持ち、卒業後はイタリアン店に就職。その後、集団調理なども経験した。

　大野さんは「学生の頃から、イタリアン店をはじめ、ラーメン店にも食べ歩きでよく行っていた。独立したいという思いはずっとあった。都内のあるラーメン店がおいしくて通い詰めていたところ、店主と仲良くなり、話を聞くうちにラーメン店への思いが強くなりラーメン店を開業した」と振り返る。

　メニューは、チャーシュー1枚とモヤシをのせる「ラーメン」（850円）、「汁なし」（850円）をはじめ、限定ラーメンも提供する。大野さんは「チャーシューは大きめで食べ応えのある大きさ。麺はごわごわした極太ちぢれ麺を使う。スープは微乳化させた野性味のあるスープ」と説明する。「限定ラーメンはツイッターで随時案内していく予定」とも。

　店名について大野さんは「大きな口を開けるときは、笑っている、おいしいものを食べているなど、楽しいときというイメージがある。顎を酷使するという意味ではなく、大きな口を開けておいしさが味わえる、記憶に残るラーメンを提供したい。いろいろ食べてきた中で、おいしくて脳が揺れたような感覚を覚えたラーメンを食べたことが数回ある。お客さんがそう思ってくれるようなラーメンを作りたい」と力を込める。

　営業時間は10時30分～15時、17時30分～21時。月曜定休。