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春日部にUターン開業の焼き鳥店 カウンターで臨場感と会話楽しんで

店主の江原浩太さん

店主の江原浩太さん

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 春日部に焼き鳥店「焼鳥 3太」(春日部市粕壁2)が2月2日、オープンした。

「だきみ」を焼いている様子

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 春日部で生まれ育った江原浩太さんが店主を務める。江原さんは20代後半で福岡県に移り住み、焼き鳥店で7年働いた。「それまで包丁を握ったこともないし、米の炊き方も知らなかった。2人の師匠に、調理から礼儀まで厳しく教えてもらった。大変なこともあったが食らいついて勉強した」と振り返る。

 「修業を重ね、自分の提供する料理が『おいしい』と言ってもらえるようになったので、春日部に戻り店を開くことにした」と話す。席数はカウンター8席。

 平飼いの銘柄鶏、古処鶏(こしょどり)を使う焼き鳥は1本ずつ提供する。鶏胸肉を鶏皮で巻いて焼き、わさびじょうゆをかけた「だきみ」(160円)、「手羽先」(180円)、レタスを豚バラで巻く「豚バラレタス巻き」(320円)などがある。「肉はまろやかで甘みがある。内臓も臭くなくおいしい。丸鶏からさばいているので、希少部位も提供できる」と江原さん。酒は芋・麦・米の焼酎、日本酒などの九州の地酒や、ワインをそろえる。

 「お客さんと焼き鳥の話、お酒の話、何が好きとか単純な内容でも、いろいろな会話ができたら。カウンター越しに焼き場が見えるので臨場感と焼き鳥を焼く音、匂いなどを五感で感じて食べてもらいたい。ワンオペなのでお待たせすることもあるかもしれないが、精いっぱいおいしいものを提供できたら」と力を込める。

 営業時間は17時~24時。時短営業や酒類の提供は行政の要請に合わせる。木曜定休(予定)。

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