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春日部に豚肉メインの総菜店 シューマイや肉まんで「笑顔になる手伝いしたい」

カウンター横にあるせいろで蒸し上げる

カウンター横にあるせいろで蒸し上げる

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 総菜店「招き豚」(春日部市粕壁2、TEL 048-797-5698)が7月24日、春日部にオープンする。

皮から手作りする肉まん

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 シューマイと肉まんをはじめとした豚肉料理を販売する同店。豚肉は「野田さくらポーク」を使い、調味料はできる限り無添加のものを使う。千葉県野田市在住の内山茂さんとみはるさん夫婦が営む。

 料理することが好きだというみはるさん。子どものころから母親が飲食店を営んでいたという。みはるさんは「母のモットーは『どんなに貧乏していても食べ物だけはケチらない』だった。母の料理の味は、毎日食べている私にとって当たり前の味だったが、子どものころ友人が遊びに来て、『すごくおいしい』と感激していたのを見て、小さいころからおいしいものを食べていたのだと思う」と振り返る。

 内山さん夫婦は、シューマイの専門店が少ないことなどから、シューマイや豚肉に特化した店を開くことしにした。店を開くに当たり、シューマイは皮を変えたり、具の配合を変えたり、肉のひき方も変えるなど試作を繰り返しおいしさを追求したという。

 豚肉は「野田さくらポーク」を塊で仕入れ、ミンサーでひいて使う。茂さんは「脂がさっぱりしていておいしい肉。種豚はケンボロー種豚で、日本ではあまり流通していない」と言う。

 みはるさんは「おいしいものを食べると幸せな気持ちになると思う。嫌なことがあっても当店のシューマイを食べてにっこり笑顔になってもらいたい。そんな思いも込めて作ることで、味も変わってくると思う。『どんな時でも笑顔でいなさい』など、全ては母親の教えから来ている」と話す。

「肉まんの具はみっちり詰まっている。皮から手作りするため1日に50個ほどの販売となる。シューマイは、口に入れた時に皮がつるんとしてほどけていくので、肉の邪魔をしない。40グラムくらいの大きさで、かなり大きめだと思う」とも。

 メニューはシューマイと肉まんのほか、日替わりなどで、角煮、蒸し豚、炒め物などを提供していく予定。「シューマイ」(1個=110円)、「肉まん」(1個=330円)。準備が整い次第、弁当販売やランチ営業を始めるという。

 みはるさんは「夫婦2人でオペレーションするため、お待たせすることがあるかもしれないが、長い目で見てもらえたら。ハッピーな時だけではなく、ちょっと会社で嫌なことがあったとか、テストの結果が良くなかったとか、気分が落ち込んでいるときに、1個だけ買いに来ても構わない。熱々のシューマイを1つ口に入れて、ほんの一瞬でも嫌なことを忘れてもらえたら。笑う門には福来る。シューマイや肉まんを通じてそんなお手伝いができたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~19時(売れ切れ次第終了)。火曜定休。

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