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春日部の唐揚げ店「鳥元」が5周年 自家製たれに漬けた俵型の唐揚げ販売

店主の寺田凌さん

店主の寺田凌さん

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 春日部の唐揚げ専門店「からあげ 鳥元(とりげん)」(春日部市牛島、TEL 048‐797‐8819)が5月29日で5周年を迎えた。

鶏皮を外側にして丸めた俵型の唐揚げ

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 2017(平成29)年5月、東武伊野田線「藤の牛島駅」から徒歩1分の場所にオープンした同店。唐揚げや総菜、サンドイッチ、弁当などを販売する。

 2018(平成30)年10月には2階を改装して居酒屋としての営業も開始。唐揚げをはじめ、もつ鍋、焼き鳥やサラダなど、酒はビール、サワー、ハイボールなどを提供する。

 店主の寺田凌さんは、同店の斜め向かいにある割烹料理店「魚元(うおげん)」社長の寺田猛さんの長男。凌さんは魚元を継ぐため、栃木県の旅館で板前として3年ほど修業した。凌さんは「機会があれば唐揚げ店を開きたいと思っていたところ、魚元向いの店舗が空いたため、地元に戻り、店を開いた」と振り返る。

 唐揚げは比較的大ぶりで、鶏皮を外側にして丸めた俵型。ニンニク控えめでしょうゆベースの自家製たれに漬けてもみ込み、一晩寝かせて味をなじませ揚げている。「醤油(しょうゆ)唐揚げ」(2個=281円~)、「甘酢唐揚げ」(同=220円~)、「Wたまごサンド」(410円)、総菜を組み合わせることもできる弁当(500円~)などがある。配達も受け付ける。

 凌さんは「オープン直後は混雑したが、2年目はお客さんが少ない日が続き、店を閉めようかと思うときもあった。3年目には、常連の方が増え軌道に乗り、安定してきた。オープン当初は21歳で、分からないことも多く、大変なときもあったが続けてきて良かった」と笑顔を見せる。

 「高齢の方が多い土地柄を考え、今後は幕の内弁当やハンバーグ、しょうが焼き弁当など種類を増やしていきたい。常連の方との会話も大切にしながら、元気良く営業していきたい」と力を込める。

 営業時間は11時~20時(居酒屋は22時まで)。月曜定休。

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