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越谷に地元産野菜や食品の販売店「いもにんじん」 病や子育て契機に創業

(左から)海老名康正さん、晴旭くん、彩雪さん

(左から)海老名康正さん、晴旭くん、彩雪さん

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 地元産野菜や添加物の少ない食品などを販売する店「オーガニックマルシェ いもにんじん」(越谷市船渡、TEL 048-907-1825)が7月16日、オープンした。

オーガニックマルシェ いもにんじん外観

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 越谷市をはじめとした近隣で、農薬をあまり使わず育てられた野菜やオーガニックの野菜、パンや調味料をはじめとした添加物の少ない加工食品など約500点を販売する同店。店主の海老名康正さんが自宅敷地内に店を開いた。

 海老名さんは「以前父が食品加工工場を経営していたことがあり、食を学ぼうと栄養士の資格を大学卒業後に取得した。その頃から食品の小売業にも興味を持っていた」と振り返る。

 サラリーマンとして働いていたものの、海老名さんは30代半ばで1型糖尿病を患い、甲状腺疾患になった。海老名さんは「病気や子どもが生まれたことをきっかけに、食に気を付けようという思いが強くなり、店を開こうと思った」と話す。

 店名は、海老名さんの長男、晴旭くんが口にしていた言葉から。「息子が1歳のとき、なぜか一日中『いもにんじん、いもにんじん』と叫んでいたことがあった。優しい言葉でもあるし、周辺に住む子どもたちにも親しんでもらいたいと思い店名にした」という。

 「子ども向けの商品もあるので、子育て世代で食べ物に気を付けている方にお越しいただき、面白い商品があるなどと知ってもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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