旧江戸川中学校のタイムカプセル開封式が11月18日、江戸川小中学校(春日部市上吉妻1)で行われた。
1952(昭和27)年4月に開校した同校。2011(平成23)年11月、同校60周年の記念事業として当時の在校生と過去10年間の卒業生合わせて約350人が、10年後の自分に当てた文章をはがきに書き、タイムカプセルに封入した。
2019(平成31)年、同校は富多小学校、宝珠花小学校と共に江戸川小中学校に統合された。同開封式は昨年行われる予定だったがコロナ禍で延期し、今回、関係者のみで行った。
60周年記念式典実行委員長の伊藤正一さんは「過去10年の卒業生をメインとしたタイムカプセル。式典から10年後の昨年開封する予定だったが、コロナ禍で1年遅れた。文章を書いたのは当時の50円はがき。不足金額を補い、記載の住所に順次郵送していく」と話す。
開封式に出席した中島敬士さんは「当時、私は25歳で教員の駆け出しの頃だった。軽い気持ちで書いたが、改めて読むと書いて良かったと思う。学校が統合されたことは悲しいが、当時60周年を迎えられて良かった。統合されても、この先も歴史が続いていけば」と話す。