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春日部の唐揚げ専門店「光苑」が15周年 他業態の展開も視野に

会長の相川幸子さん

会長の相川幸子さん

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 春日部の唐揚げ専門店「光苑」(春日部市中央6)が11月11日で15周年を迎えた。

しょうゆ唐揚げ

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 不動産管理会社の飲食部門として2007 (平成19)年、春日部市内に中華料理店「光苑」をオープン。塩味の海鮮中華料理をメインに提供していた。自家製の調味料「海鮮XO(エックスオー)ジャン」をラーメンやあんかけなどに使っていたところ、客から「この海鮮味の唐揚げを孫に食べさせたい」という要望があったため試作を繰り返し、半年かけて「海鮮唐揚げ」を開発した。

 2013(平成25)年に唐揚げ専門店「光苑」をオープンし、2014(平成26)年に中華料理店を閉店。2018(平成30)年に春日部市役所地下1階に同店を移転した。会長の相川幸子さんは「中華料理店は、リピーターのお客さまの多くが高齢の方だったこともあり、体にいい料理を心がけ、自家製のネギ油やラー油を作るなど調味料は自家製だった。私自身、油が苦手なこともあり、唐揚げ店ではなるべく油が酸化しないように短期間で使い切るなど、油には特に気を使っている」と話す。

 現在は、埼玉県や千葉県、静岡県などにフランチャイズ店14店を展開。同店が監修した商品がコンビニエンスストアなどで販売されたこともある。相川さんは「時代に合った唐揚げを作るためにいろいろ試行錯誤し、今でも改良し続けている」と話す。

 一番人気は「海鮮唐揚げ 塩だれ」(1個200円)で、「海鮮唐揚げ海鮮カレー味」「ピリ辛海鮮唐揚げ」(以上、1個250円)などがある。「しょうゆ唐揚げ弁当」(500円)など、日替わりの弁当も用意する。テイクアウトにも対応。

 相川さんは「現庁舎が閉館になると同時に移転する予定。今後は、唐揚げ以外で、動物型のケーキや、自社で開発した油の酸化を防ぐ赤外線の板の販売にも力を入れていく。皆さんに、春日部で頑張っている会社があると知ってもらい、ほかの店などの起爆剤になれたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日定休。年末年始(12月29日~1月3日)休業。

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