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旧春日部市商工振興センター跡地、活用に向け協定 2025年の開設目指す

イメージパース(あくまでもイメージ。今後の協議などにより変更になる可能性がある)

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 旧春日部市商工振興センター跡地(春日部市粕壁東1)が、今後の活用に向け大きく動き出した。

現在は更地となっている、旧春日部市商工振興センター跡地

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 1980(昭和55)年11月、同地に埼玉県が埼玉県春日部福祉センターを開館。2005(平成17)年4月、市が施設を譲り受け、商工業の振興を図るため商工振興センターとして管理運営を行ってきた。2017(平成29)年、施設の老朽化に伴い利用を廃止し、現在は更地となっている。

 同地活用のため、2018(平成30)年8月から地域団体の代表者らと春日部市の意見交換会のための懇談会や分科会が重ねられた。市は、同地の活用を目的として、公募型プロポーザル方式による事業者募集を実施。専門家を含む旧春日部市商工振興センター跡地活用事業者審査委員会が、昨年8月には第1次審査、11月に2第次審査を行った。

 審査の結果、「生活協同組合コープみらい」が優先交渉者となり、昨年12月26日、同組合、埼玉労働局と市の3者で「旧春日部市商工振興センター跡地活用事業基本協定」を締結した。

 敷地面積は4,259.8平方メートル。公共施設と商業施設が入る複合施設を開設する。(仮称)労働総合庁舎(労働基準監督署、公共職業安定所)、食品スーパー、レンタルオフィス、レンタルホール、シェアオフィス、カフェ、飲食店、フィットネス、情報ステーション、シェアキッチン、コワーキングスペース、クリニックモール、調剤薬局、地域交流広場、駐車場が入る予定。

 市商工振興課担当者は「地域の皆さまをはじめ、より多くの人が訪れ、利用されることで中心市街地の活性化を図るとともに、施設とさまざまな人が連携・協力することで、春日部市の課題解決に資する活用に期待している」と話す。

 2025年度中の開設を目指す。

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