「春日部大凧(おおだこ)あげ祭り」の2枚の大だこに書かれる文字が「世界」「平和」に決定した。春日部大凧あげ祭実行委員会事務局が2月8日、発表した。
国の選択無形民俗文化財に指定されている「春日部大凧あげ祭り」は、江戸時代に始まった伝統行事。昨年は無観客で開催したが、今年は5月3日・5日に観客を入れて行う(両日が中止の場合は6日に開催)。
縦15メートル・横11メートルの大だこに書かれる文字は、一般応募46件から選ばれた「世界」「平和」に決定。新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などで混迷する世界の平和を願う思いから選んだ。
小だこの文字は、市内小学校5年生の応募53件の中から選定し「挑戦」「成長」となった。庄和大凧文化保存会の下若組が「世界」「挑戦」、上若組が「平和」「成長」などを制作する。
2月26日9時から、旧宝珠花小学校体育館と江戸川小中学校でたこの文字書きを行い、4年ぶりに一般公開する。
文字書きについての問い合わせは、市環境経済部 観光振興課の実行委員会事務局(市代表TEL 048‐736-1111)まで。