春日部市役所は旧宝珠花小学校跡地に開館を予定する「大凧(おおだこ)文化交流センター」(西宝珠花)の愛称募集を10月2日に始めた。
2019(平成31)年に閉校した旧宝珠花小学校。同校は、学習の一環として「春日部大凧あげ祭り」をテーマとして取り上げたり、体育館が大だこ制作の場として使われたりしていた。同校の跡地利用については、地域の特性や周辺環境を生かし、周辺地域の活性化を視野に入れ、同交流センターの整備を進めている。
観光振興課の山口歩さんは「庄和地区の歴史や大だこの歴史を展示し、観光振興につながるような施設にするとともに、地域住民の交流の場も作るので、地域の方々の郷土意識の醸成の一助にもなれたら」と話す。
来年8月の開館を目指し、施設は内装などの改修工事中。現存の校舎や施設は生かす。2階には大だこ文化の歴史や制作工程のミニチュア模型、法被などを展示する予定。大凧文化継承室も作るほか、庄和地区の郷土資料の展示も行う。1階や体育館、校庭は地域住民がサークルなどに使えるようにする。
愛称は「施設の目的、特徴がイメージしやすいもの」「どの世代の人にも覚えやすく、親しみやすいもの」「自作の未発表作品であるもの」「他の名称や商標などに類似していないもの」を基準とし、市内在住、在勤、在学者が応募できる。
応募先は市環境経済部 観光振興課。愛称、愛称の意味や理由などの説明、氏名など必要事項を記入した応募用紙を持参・ファクス・郵送・メールで受け付ける。
締め切りは11月30日。採用者には感謝状と記念品を進呈予定。