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春日部の豊春中、足かけ2年の多様性に配慮した制服 ファッションショーで披露

ファッションショーの様子

ファッションショーの様子

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 春日部の豊春中学校が来年度から採用する制服の披露を10月19日、春日部市民文化会館(粕壁東2)で行った。

舞台上で着心地なども説明した

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 1947(昭和22)年に創立した豊春中学校。生徒数は約400人。これまで制服は、男子生徒は学生服、女子生徒はセーラー服またはジャンパースカートだったが、来年度から多様性や個性を尊重することなどを踏まえたブレザータイプに改定する。

 スカートまたはスラックス、リボンまたはネクタイが選べ、夏用のポロシャツもある。また、反射材を縫い込んで、夜間の視認性を高め、動きへの負担を軽減するため軽量ストレッチ素材を採用した。ブレザーのエンブレムは、町島光紀さん(3年)がデザイン。

 制服披露は、合唱祭の後、ファッションショー形式で行われた。永野修校長は「準備を進め、足かけ2年。多様性やさらなる人権の尊重、暑さや寒さ対策などを考え、生徒や保護者の皆さんなどにアンケートを取りながら検討を重ね、ようやくできた。ファッションショーを楽しんでもらえたら」と冒頭であいさつした。 

 生徒会の5人がモデルとなり、軽快な音楽に合わせ会場を練り歩き、舞台上に上がると、生徒たちから拍手や歓声が上がった。

 制服を着用した野上颯斗さん(3年)は「生地がしっかりしていて肌触りも良く、冬も暖かそう。デザインも良く軽くて動きやすい。自分たちは卒業してしまうが、着られるみんながうらやましい」と笑顔を見せる。

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