春日部市の旧倉松第二調整池沿いで現在、河津桜の花が咲き始めている。
2006(平成18)年、春日部ロータリークラブが地域への奉仕活動の一環とし植樹した50本の河津桜。
2月初旬は、開いている花が少しあったものの、ほとんどのつぼみはまだ固かった。ここ数日でつぼみがピンク色に色づき始め、咲く花が増えてきた。
ここは春日部市観光協会に例年、「花が咲いているか」という問い合わせがたくさん入る場所でもある。同協会の鈴木涼香さんは「昨年は電話での問い合わせが20件ほどあった。詳しい場所が知りたいという問い合わせもあったので、市内の桜のスポットを掲載している『お花見スポットガイド』を一部刷新し、河津桜の詳しい場所などを掲載した」と話す。
「先日の雪のせいか、開花の速度が遅くなったように見えるものの、ここ数日暖かいので一気に速まるかもしれない。見頃はもう少し先だが、この場所を桜の名所の一つとして、皆さんに知ってもらえたら。春日部の春を一日でも早く感じてもらいたい」とも。