東武鉄道の特急「スペーシアX(エックス)」で3月16日から、醸造所「赤沼ロマンブルーイング」(春日部市赤沼)製造のクラフトビールを期間限定で販売している。
スペーシアXのカフェカウンター「GOEN CAFE SPACIA X」
2023年7月から運行を始めたスペーシアX。東武スカイツリーライン浅草駅から東武日光線の東武日光駅、鬼怒川温泉駅間を走行する。1号車にはカフェカウンター「GOEN CAFE SPACIA X(ごえんカフェスペーシアエックス)」を備え、ブレンドコーヒー、スイーツ、アペタイザー、国内のブルワリーとコラボレーションしたクラフトビールなどを販売している。
同社は3月16日のダイヤ改正からスペーシアXを増発することを記念し、「紅白」のビールとして、2023年5月にオープンした「赤沼ロマンブルーイング」のクラフトビール2種類、フルーティーで華やかなかんきつ系の香りが特徴という「赤ロマン」、小麦麦芽、オレンジピール、コリアンダーを使い、フルーティーで酸味が特徴という「白ロマン」を販売する。同醸造所のビールは、春日部産の赤米をこうじにして使う。
同醸造所代表の筒野広康さんは「今までやってきたことから縁がつながり、スペーシアXで販売されることになった。多くの人に味わってもらえてうれしい。赤米を春日部の特産品の一つにしたいというのがビールを醸造している理由の一つ。春日部といえば赤米といわれるようになれば」と話す。
列車により、「赤ロマン」か「白ロマン」を販売する。4月中旬まで。