イオンモール春日部(春日部市下柳)内の3店舗が1月10日から、市内産の米粉を使ったメニューを期間限定で販売する。
市と市農業委員会は2022年から、南彩農業協働組合、埼玉みずほ農業協働組合、春日部商工会議所、庄和商工会、春日部市観光協会、川上製麺所、みたけ食品工業と「春日部産米を活用した食の新たな地域ブランド創出に向けた実証実験」を行っている。
市内でコメ品種「亜細亜(あじあ)のかおり」「笑みたわわ」を栽培。同品種を使った商品開発を奨励し、試食会も行ってきた。
今回、同品種を使った米粉メニューを期間限定販売するのは3店舗。「Napoli de Napoli(ナポリデナポリ)」は「米粉麺のきのこたっぷり スープスパゲッティ」(1,595円)、「米粉麺のチーズたっぷり 白いナポリタン」(1,760円)、「米粉麺の明太子(めんたいこ)と長芋の和風スパゲッティ」(2,145円)。「紅虎餃子(ギョーザ)房」は、「エビとアサリのスープ米粉そば」(1,320円)、「汁なし担々米粉麺」(1,155円)。「わくわく広場」は「米粉のシフォンケーキ」(604円)、「かすかべういろう」(486円)。
市環境経済部農業振興課の浜村三博さんは「実証実験は3年目を迎え、栽培・製粉・商品開発も軌道に乗ってきた。米粉の需要拡大を図るため、広くPRを行いたいと考えていたタイミングで、包括連携協定を締結しているイオンモール春日部からイベントの声がけがあった。市内外からの集客が見込めるスポットなので、春日部産米の米粉の魅力が伝わるようPRしていく。この機会に、多くの皆さまに米粉のメニューや商品を味わってもらえれば」と話す。
米粉メニューの提供は2月11日まで。
1月26日には、同モールの藤の広場で市内の飲食店などが米粉を使ったパンや菓子を販売するとともに実証実験の取り組み内容を展示する「米粉フェア」を開く。