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春日部の中国料理店「祭麺堂」が夫婦二人三脚30年 「この仕事は天職」

我妻勝博さん、定子さん

我妻勝博さん、定子さん

 「中国料理 祭麺堂(さいめんどう)」(春日部市備後東1、TEL 048‐733‐0780)が5月2日、オープン30周年を迎えた。

【写真】1番人気のメニュー「油淋鶏(ユーリンチー)」

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 店主の我妻勝博さんが1996(平成8)年5月に創業した同店。妻の定子さんも一緒に厨房(ちゅうぼう)に立ち、四川料理をベースとしたギョーザや油淋鶏(ユーリンチー)、担々麺をはじめとした中国料理50種ほどを提供する。

 勝博さんは中学生の頃からチャーハンなどを作り友人に振る舞うほどの料理好きで、ギョーザ専門店や中国料理店などに勤務した。大手町で働いていた時に定子さんと知り合い結婚。家族が増えたことから春日部へ移り住み、独立開業した。

 勝博さんは「仕事で人の開業を手伝ったこともあったが、自分の店では重圧が全く違った。『この一杯が店の明日を左右する』とプレッシャーを感じ、120%の力を出さなければと思った。妻が隣にいてくれることで、その重圧が軽くなった」と振り返る。

 定子さんは「最初は『1カ月だけ手伝って』と言われ、飲食店勤務未経験ながら調理場を手伝っていたら、気付けば30年たっていた」と笑顔を見せる。定子さんは昨年から畑で野菜を作り始め、収穫した野菜を店で使うこともあるという。「店ではラー油だけでも3~5種類手作りするなど、調味料の多くを自作している」とも。

 「これまで妻と2人で1.5人分ずつくらい働いてきた。30年店を続けてきて安心したことはないが、ここ数年は少し気持ちに余裕ができたと感じていた」と勝博さん。少し前に定子さんが体調を崩し、現在は落ち着いているが、負担を減らすため店は夜のみ営業している。

 勝博さんは「30年間来店し続けてくれるお客さまや、子どもの頃に家族で食べに来て、学生になってアルバイトしてくれていた人もいる。ここまで続けてこられたのはお客さまのおかげ。この仕事は私にとって天職。今後も一杯一杯に力を込めて末永く営業していきたい」と話す。

 営業時間は17時~21時。月曜、火曜、第1・3・5水曜定休。

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