天ぷら専門店「てんぷら拓」(春日部市粕壁)が1月7日、オープンする。
宮代町生まれの増田拓実さんが店主を務め、カウンター席のみ8席を設ける同店。増田さんは子どもの頃から料理が好きで、高校で調理師免許を取得。卒業後は「和食を学べばすしも握れるし、煮物や揚げ物など幅広く腕を磨くことができる」と思い、山梨県の旅館に就職した。
その後複数店で修業したのち調理を分業ではなく、全て自分一人でやりたいと思った増田さんは「お世話になっている人から、若いうちに独立したほうがよいと背中を押してもらったこともあり、独立を決めた」と話す。
ランチは、天ぷらにデザートなどが付く定食メニュー(1,500円、2,000円)や、最後にアナゴ天丼を提供する簡易コース(2,500円、3,000円)がある。ディナーは、先付け、刺し身、天ぷらなどのコースメニューをメインに提供。「福コース」(4,400円)、「拓コース」(5,500円)、「富士コース」(6,600円)がある。
増田さんは「天ぷらは、加熱することで味わいが豊かになり、より素材の味が楽しめると思う。食べた後、重くない天ぷらに仕上がるように、特に揚げ油にこだわっていて、数種類の油を配合している」とも。酒は、ワインや焼酎をはじめ、増田さんがおいしいと思った日本酒や天ぷらに合う日本酒をそろえる。
「目の前で揚げたて、出来たての天ぷらをゆっくり楽しんでもらいたい。食に意識を向けてもらい、非日常を感じ、ゆっくりと料理や会話を楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~20時。今月13日まではランチのみ。水曜定休。