煎餅などの菓子製造会社「三州製菓」(春日部市銚子口、TEL 048-735-1151)が1月18日、ラムレーズン味のパスタスナックの販売を始めた。
同社主力商品の一つで、発売20周年を迎えたパスタスナック。パスタ生地の素材感を残したまま揚げたカリカリ食感が特徴で、「ソルト」「黒胡椒(こしょう)」「トマト」「コーンポタージュ」「えびしお」「チーズ」「アヒージョ」「麻辣花山椒(まーらーはなさんしょう)」をはじめ、限定の味もある。
ラムレーズン味は、2017(平成29)年11月から冬季限定で販売していた。開発担当者の浅子珠貴さんは「パスタスナックのシリーズは、しょっぱい味のバリエーションが増えた。お客さんから甘い味も食べたいという要望もあったことから開発した。パスタで甘い味というのは味の想像がつきにくいのか、当時大きな反響はなかったが、食べた方はおいしいと言ってくれて、再販を望む声もあった」と経緯を話す。
通販のパスタスナックシリーズの売り上げがここ2、3年で上がってきたことから、新たな切り口の商品を販売するため、同商品の再販を決めた。「スリーズパスタスナック ラムレーズン味」(60グラム、432円)は、再販に当たり袋のデザインを刷新、ラムレーズンソースを開発してラムレーズン味の再現度を高めたという。
浅子さんは「袋を開けた瞬間にラムレーズンの香りがする。枝付きレーズンを食べながらウイスキーを飲むのが好きなので、その味と香りを再現したいと思い、まさにラムレーズンを食べているような味に仕上がった。すっきりとした甘さで、ウイスキーや紅茶と合うと思う。チョコレートと一緒に食べるのも相性が良いと思うのでお勧め」と話す。
「コロナ禍で、試食してもらうことができない。味を想像するのがなかなか難しいと思うが、自信作なので、食べてもらえたら」と力を込める。
エス・テラス(銚子口)の三州総本舗、三州総本舗オンラインショップなどで販売する。
4月末まで販売予定。