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春日部市と春日部みどりのPARKが協定 観光資源としての活用も

調印式の様子

調印式の様子

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 春日部市と春日部みどりのPARK共同事業体が8月18日、「農業と観光分野における連携・協力に関する協定」を締結した。

VRで行う農業機械の操縦体験

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 4月に旧富多小学校跡地に「春日部みどりのPARK(パーク)」(神間)を開業した、次世代農業とロボティクス研究開発を行う同事業体。農業用ハウスや水耕栽培の設備設計・販売などを行う「JPP」(春日部市)を代表構成員とし、ドローン事業などを行う「セキドパートナーズ」(東京都港区)、VRコンテンツ制作などを行う「積木製作」(東京都中央区)、主要食糧の加工およびその販売や農林水産業関連機器製造開発などを行う「但馬米穀」(兵庫県富岡市)で構成される。

 協定は、相互に有する資源を活用し、広く連携・協力を進めることにより、市内における農業および観光振興に資することが目的。遊休農地などの活用、次世代農業の普及・研究、観光資源の魅力向上・創出、観光情報の充実・発信などに関することで、連携していく。

 調印式で岩谷一弘春日部市長は「春日部みどりのパークの研究開発で得られた知見や技術が、市の持続的な農業の一助になるのではと期待している。スマート農業などにまつわるイベントや体験メニューを通じて多くの方々が本市を訪れ回遊することにより、交流人口の拡大と地域の持続的な活性化も図れ、本市や埼玉県東部地区の農業と観光が大きく発展することにつながるのではないか」と述べた。

 今後、首都圏外郭放水路(金崎)をはじめとした市の観光拠点との連携も目指している。

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