春日部市のスーパー「みどりスーパー」(春日部市米島、TEL 048-746-1100)で9月3日、マルシェイベント「KUSAFES(クサフェス)」が開かれる。
家族経営で、近県の市場で仕入れた新鮮な食材やその食材を使って手作りの総菜や地域の生産者とのコラボレーション商品を販売する同店。
昨年4月1日、映画「翔んで埼玉」の「埼玉県人には『そこらへんの草』でも食わせておけ」というせりふにちなみ、同店総菜部の河内みどりさんが地元産野菜を使った「そこらへんの草天丼」を開発し販売。河内さんの声掛けで近隣の複数店も「そこらへんの草」商品を販売し、連日完売が続くなど、市内外で話題を集めた。
河内さんは「草とは、近隣で採れる新鮮な野菜のこと。そこらへんの草天丼は、高齢の方も小さい子どもたちも『面白い』と食べてくれるが、そこから健康にもつながると思う。『草』から始まる健康的な食事が広がればと思い、マルシェイベントを企画した。つながりのある店が出店し、近隣の農家が作った野菜を使ったメニューなどを販売する。そこらへんの新米も味わってもらえたら」と話す。
飲食店や酒店が出店し、炊きたての新米(税別93円)や雑貨の販売もある。「春日部巻き 揚げ餃子(ギョーザ) 包工房」「ミートショップ関根」「アジアンレストランシタラ」「志村酒店」「camecame30(カメカメサンマル)」「セイロンスポット」「イシハラヤ」「フローラ ストーン」(以上、春日部市)、「北越ぎょうざ」(越谷市)、「武井鶏園」(杉戸町)、「金杉糀屋(こうじや)」(松伏町)などが出店。ダンスグループ「DROPS.」によるダンスや、音楽ライブの披露もある。子ども向けの宝探しも行う。
「ドレスコードは草色。一部でも全身でも緑色を身に着けてもらえたら。当店は庄和銀座商店街にあり、昭和感も満載なので、イベントのコンセプトも昭和。ダンスはピンク・レディーのダンス、音楽ライブは昭和歌謡など、昭和感を大切にする。個人店が苦しい時代なので、イベントを通じ、店主と会話して個人店の良さを知ってもらったり、個人店同士もつながったりして、個性的なまちをつくっていきたい」と笑顔を見せる。
開催時間は15時~20時。小雨決行・荒天中止。店の駐車場で行うため、徒歩での来場を呼びかける。