「春日部大凧(おおだこ)あげ祭り」の大だこへの文字書きが2月26日、旧宝珠花小学校体育館と江戸川小中学校体育館で行われた。
昨年は無観客で開催した「春日部大凧あげ祭り」。今年は5月3日・5日に観客を入れて行う(両日が中止の場合は6日に開催)。
今年の大だこに書く文字は、新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などで混迷する世界の平和を願う思いから「世界」「平和」となった。子だこには「挑戦」「成長」の文字が選ばれた。
当日は朝9時から、江戸川小中学校で庄和大凧文化保存会の下若組が「世界」、旧宝珠花小学校で上若組が「平和」などの文字書きを行った。4年ぶりの一般公開で、市民をはじめ約40人が見学や文字書きに集まった。
庄和大凧文化保存協会会長の川島栄さんは「祭は令和2年、3年は中止にしたが、昨年は伝統を守りたいという強い気持ちから、無観客だったが開催した。今年も皆の士気が上がってきている。去年の分も盛大に、そして安全に開催したい」と話す。