春日部の農業照明メーカー「JPP」(神間、TEL 048-731-8597)が6月24日、照明のブランド「Helios Lighting(ヘリオスライティング)」の立ち上げ発表会を開いた。
2016(平成28)年に川口市で創業し、太陽光発電や農業、水産業用の照明の開発、販売を手がける同社。2022年4月、春日部市の次世代農業研究施設「春日部みどりのPARK」の代表構成員となり、春日部市に移転。研究用農業ハウスやソーラーシェアリング設備、自動操舵システム搭載トラクターなどを有し、農業に関する研究をしている。
植物育成用などのLEDライトを開発・販売しているが、これまでのノウハウを生かし、LEDに加えLEP(プラズマライト)などの高効率な光源も使う製品を開発し販売するブランドを立ち上げた。村田聖会長は「LEDライトのブランドはあるが、LED以外の光源を使ったライトの開発もしているため、新たなブランドを立ち上げた。今までのライトの技術をさまざまな分野に応用していく」と話す。
発表会では、約2年かけて開発した水槽内の生体やレイアウトの鑑賞性を高めるアクアリウム用LEDライト「Helios Aqua LED HA-20」、商業施設や家庭内で使える植物育成用のダウンライト型のLEDライト「Helios Green LED Downlight HG-24DL」(以上1万4,850円)、パネル型の植物育成LEDライト「Helios Green LED PRO Booster」、アザミウマの飛来を防止するLEDライト「Helios for Thrips(シュリップス)」、紫外線UV-Bを照射するLEDライト「Helios Green LED UV mini」、魚類の運動量を増やしたり食欲を増進させたりする養殖用LEDライト「Helios Aquaculture」(以上価格未定)の6種を紹介した。
今後は、室内飼いの犬猫などペット用照明なども含め、新製品の開発や販売をしていくという。