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首都圏外郭放水路で地下トンネルを歩く初企画 ヘッドライトなど本格装備で

地下70メートルにある、直径10メートルのトンネルを歩く

地下70メートルにある、直径10メートルのトンネルを歩く

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 首都圏外郭放水路(春日部市金崎)の見学会で、地下70メートルにあるトンネルを歩く夏の特別企画が8月27日に行われた。主催は首都圏外郭放水路利活用協議会。

第一立坑内の様子

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 昨年8月東武トップツアーズによる民間運営を開始した同施設では、「迫力満点!立坑体験コース」「深部を探る!ポンプ堪能コース」「気軽に参加できる!地下神殿コース」の3コースの見学会を3月23日に開始していた。

 夏の特別企画として8月27日・29日・31日、地下70メートルの第一立坑を下りて一般初公開のトンネルを歩くという、これまでは無かった体験ツアー「夏の特別コース 首都圏外郭放水路 地下トンネルコース」を用意。

 20人の参加者は準備されたヘルメットやヘッドライト、長靴、軍手を着用。通称「地下神殿」と呼ばれる調圧水槽を見学した後、大落古利根川などから洪水を取り込む働きをする第一立坑内の狭い階段を一列になって300段降り、70メートル下まで移動した。

 立坑内には20センチほど水と泥が堆積しており、参加者はゆっくりと歩いた。直径10メートルのトンネル内に入ると暗く、参加者のヘッドライトだけがトンネル内を照らし、60メートルほどを進んだ。

 久喜市在住で、母親と参加した柴本健誠くん(6年生)は、「水が思ったよりも深く、泥もあったので歩くのが疲れた。トンネルの中は思ったよりも暗く、声が響くのが面白かった」と笑顔を見せた。

 今回の企画は参加者のアンケートや反応などにより、今後ツアー化するのかなどを検討するという。

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