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春日部に居酒屋「鈴菜」 カウンターで人と人がつながる場目指す

店主の鈴木菜津満さん

店主の鈴木菜津満さん

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 居酒屋「鈴菜」(春日部市一ノ割、TEL048-715-0886)が8月6日、春日部にオープンした。

えびすり身ボール揚げ

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 カウンター6席、テーブル席10席を備える同店。店主の鈴木菜津満(なつみ)さんは、10代のころから飲食店を持つことを夢見ていたという。

 「飲食店で働きながら調理師免許を習得した。働いているうちに、技術や経験は身に付いたが、パン生地の発酵具合は指で押せば分かるが、どういう計算でそうなるのかなど理屈が知りたくなり、パンやケーキ作りを製菓の専門学校で学んだ」と話す。

 鈴木さんは「10代のころは人と話すと顔が赤くなることや緊張するなど、人と話すことが得意ではなかった。自分の悪いところを見せたらかっこ悪いなどと思い人と話すことが苦手だったが、飲食店などで接客するうちに、人と話す面白さが分かってきた。完璧な自分ではなくても受け入れてもらえるのだと実感した」と振り返る。

 「今では人と話すことが好き」という鈴木さんは「店では、お客さんと話をすることに重点を置いている。特に話術があるわけではないが、料理をしながらカウンター越しにお客さんと話をすることがとても好き」と笑顔を見せる。

 メニューは、エビをフードプロセッサーと包丁で半分ずつ調理し食感の違いをだしたという「えびすり身ボール揚げ」(734円)、「ゴルゴンゾーラチーズのピザ」(810円)など。ドリンクは、国産ワインをはじめ、30種ほどのワインを取りそろえ、お酒が苦手な人や女性にお薦めという、水出しコーヒーと生ビールで作ったカクテル「コーヒービール」(594円)も用意する。

 「隣に座ったお客さま同士が仲良くなることが面白い。人のつながりや何かが生まれる場所になれば。1人で来店しカウンターで1人の時間を楽しんでもらうのもよし。会話を楽しんでもらいカウンターに座りたいと思ってもらえる店にしたい」とほほ笑む。

 営業時間は18時30分~24時。日曜、第1・第3水曜定休(祝祭日前日は日曜営業)。

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