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春日部の幸松小児童の絵を市内24カ所に展示 「まちを美術館に」

和菓子 菓匠青柳の店頭に展示されている作品

和菓子 菓匠青柳の店頭に展示されている作品

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 春日部の幸松小学校(春日部市八丁目)の児童の絵を市内24カ所に展示する「街角こどもギャラリー」が現在行われている。

匠大塚に展示された絵

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 4月に開校149周年を迎え、現在児童数494人の同校。6月に5年生3クラスが国語の授業で「みんなにやさしいまちづくり」について学習。まちを歩いたり、資料を読んだりするなどして実感したことを報告書にまとめた。加賀谷徳之校長は「せっかくまちづくりについて学んだので、総合的な学習の時間に『みんなでまちづくりできるといいね』『幸松地区を美術館にできたらいいね』と投げ掛けをしたところ、児童が自分たちでどのようにしたらよいのかを考えた」と話す。

 児童は自分たちの作品をまちに展示したらよいのではと考え、幸松地区内をはじめとした展示場所の候補も挙げた。同校に賛同した24カ所への展示が決まり、幸松地区全体を一つの美術館にするというコンセプトの「街角こどもギャラリー」を開催することになった。

 各所には、同校1~6年生が図工の時間に描いた絵の中から、代表児童の作品を1点ずつ展示。幸松地区内では、「菓匠ちぐさ」「オークウッド」をはじめとした17カ所。同地区外では「匠(たくみ)大塚」「和菓子 江戸助」「和菓子 菓匠青柳」「市川寝具」など7カ所。10月13日・14日は、同校内に全児童の作品を展示する。

 加賀谷校長は「児童からは、自分たちがまちづくりに参加できてうれしい。友達や自分の作品が飾られてうれしい。地域の人に幸松小の作品を見てもらえる美術館になったらいい。家族と一緒に見に行きたいなどの感想があった」と話す。

 展示時間は各場所の営業時間に準ずる。校内展示は15時45分~16時30分。今月14日まで。

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