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春日部に駄菓子販売スペースがある美容室 地域の子どもが集まれる場所に

飛鳥馬大祐さんと妻の悦代さん

飛鳥馬大祐さんと妻の悦代さん

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 春日部に美容室「LAGOM ar bast(ラーゴムエーベスト)」(春日部市粕壁3、TEL 048-699-4666)がオープンして1カ月がたった。

28種類の駄菓子が並ぶ

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 春日部の旧庄和町で生まれ育った飛鳥馬大祐さんが運営する美容室。飛鳥馬さんは都内や埼玉県内で美容師として勤務していたが、自分が理想とする接客をしたり、技術を提供したりしたいと、市内で開業した。

 店舗面積は約14坪。入り口付近に駄菓子の販売スペースを設けた。飛鳥馬さんは「美容室の滞在時間は数時間と長いので、お客さんに心地よくリラックスして過ごしてもらうためにどうしたらいいかを常に考えながら営業している。スタイリングも、お客さんが自分で簡単にスタイリングできるようなヘアスタイルに仕上げるよう心がけている」と話す。店名は、スウェーデンの言葉で「自分にとってちょうどいい」という意味だという。「お客さんにとっても、私や私の家族にとってもちょうどよく心地いい場所にしたいと思い名付けた」とも。

 メニューは「カット」「カラー」「カットカラー」などを用意。料金は、カットが、一般=5,900円(トリートメントかスパ付き)、中高生=4,400円、小学生まで=3,300円で、「カラー」は9,350円から、「カットカラー」は1万1,000円から。

 駄菓子の販売スペースには28種類の駄菓子を用意。もっと増やしていく予定だという。飛鳥馬さんは「私が子どもの頃は、近所に駄菓子屋があり、友達と毎日のように遊びに行っていた。今は少なくなったその時のわくわく感を感じられるような場所を作りたかった」と話す。子どもたちにはこのスペースで遊んでもらうこともできることから、「子連れでは美容室に行きづらいという話をよく聞くが気軽に来てもらいたい」(飛鳥馬さん)という思いも込めた。

 飛鳥馬さんは「私の4人目の子どもはまだ生後2カ月。もう少し大きくなったら妻と一緒に営業したい。共働きの世帯も多いと思われる中、地域の子どもたちが両親が帰宅するまでの間などに、駄菓子を買いに来るだけでもいいので、遊びに来てくれたら。楽しい時間を過ごし、友だちの輪が広げられるような場所にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~19時(土曜・日曜は18時まで)。

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