クラフトビールバー「Bastone(バストーネ)」 が越谷市千間台西にオープンして1カ月がたった。
田中聡さんがオーナーを務めるイタリア料理店「Salve(サルヴェ)」の姉妹店で、同イタリアン店の2階に店を構える。店舗面積は36平方メートル。席数は、テーブル=6席、カウンター=7席、 立ち飲みカウンターも備える。
店主は樋口千春さん。接客業の楽しさに魅了され、飲食業に携わり4年たつという樋口さんは「薦めた料理をお客さんが食べて喜んでくれた時や、一生懸命接客してお客さんに伝わった時はとても満たされた気分になりうれしい」と話す。
樋口さんは「客として『サルヴェ』をはじめて訪れた際、田中さんの妻・裕佳さんの接客に感動した」と振り返る。「裕佳さんの気配りや笑顔など、接客が素晴らしいので目標にしている。私が仕事でつまずき、続けるか迷った時に相談したところ、続けるように助言をもらった。ちょうどそのタイミングで夫妻が2階にクラフトビールバーを開こうとしていて、声を掛けてもらった」と話す。
クラフトビール(800円~)は、缶、タップなど合わせて常時約40種類そろえる。春日部のクラフトビール「赤沼ロマンブルーイング」のビールも販売する。
フードメニューは、「ミックスナッツ」「ナチョス」(以上、300円)、「牛すじギネスビール煮込み」「ソーセージ3種盛り」(以上、900円)「生ハム・サラミ盛り合わせ」(1,000円)など。5月からはカフェ営業を始める予定という。
樋口さんは「この場所は以前、地域に愛された店が営業していたと聞いている。その店の歴史や思いをできるだけ残すため、内装はほとんど変えていない」と話す。
「自分も成長していきながら、地域に長く愛される店にしたい。オーナーをはじめ、周囲には千間台を愛して盛り上げている人ばかり。自分もその一員になれるように頑張りたい」とも。
営業時間は18時~23時。木曜・日曜定休。