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春日部のうどん店「もり豊」がいったん閉店 3月に越谷で新店オープンへ

森豊土さん

森豊土さん

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 春日部のうどん専門店「本格手打 もり豊」(春日部市備後東5、TEL 048-796-8660)が1月下旬で閉店する。

1番人気の「もり豊天」

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 2020年7月にオープンした同店。八潮市で生まれ育った森豊土さんが店主を務める。
店舗面積は16坪。カウンター7席、テーブル席8席を備える。

 もともとはサラリーマンだった森さん。「自分で考え、自分で行動できる仕事がしたい」と思い、自営業のための勉強をしながら、好きだったうどんの食べ歩きをしていた。森さんは「東京の店で食べたうどんがとてもおいしかった。そこの店主が修業した店は香川にある店。うどん店の開業を目指して脱サラし、その香川の店で働かせてもらうことになった」と話す。

 店で働きながら、休日はうどんを試作するなど研究を重ねた。5年後、埼玉に戻り開業。店名は、森さんの師匠が森さんのことを「もりとよ」と呼んでいたことから。オープン当初はコロナ禍で、来客も少なかった。森さんは「お客さんがなかなか来なくて大変だった。当時はほぼ1人で切り盛りしていたこともあり、孤独を感じていた」と振り返る。

 越谷への移転は来客も増え手狭になったことから。森さんは「新店は新築で、現在は内装作業中。3月初旬のオープンを目指している」という。

 人気メニューは、とり天(2つ)、ちくわ天、卵天、大葉天をのせた「もり豊天」(950円)。そのほか「とり玉天」(950円)、「梅とろろ」(900円)などがある。

 森さんは「うどん職人は自分に適した職。大変なことも多いが、自分はこだわりが強いタイプなので、自分が納得したものを提供したい。例えお客さんが少ない日でも、一日の終わりに『今日は納得したものが出せた』と思えたらいい」と話す。

 「短期間に何度も足を運んでくれる常連さんもいて、皆さんのおかげで成り立っている。感謝しかない。ここのところ品切れなどがあり、申し訳ない。全てのお客さまに満足して帰ってもらえるように努力していく。新店にも足を運んでもらえたら」と力を込める。

 営業時間は11時~15時(日曜・祝日は10時30分~)。月曜定休。

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