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春日部夏まつり、みこし展示のみで開催へ 50回目の節目に初の試み

八坂神社のみこし。粕壁宿の市(いち)の守護神。(提供=春日部市観光協会)

八坂神社のみこし。粕壁宿の市(いち)の守護神。(提供=春日部市観光協会)

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 第50回春日部夏まつりが7月9日、3年ぶりに開かれる。

2019年は、20基超のみこしによるパレードが行われた

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 「春日部夏まつり」は毎年7月の13日に最も近い土曜と日曜の2日間行われる。江戸時代に市場を守る神様=市神として祭られていた八坂神社の祭礼がルーツとされる。戦後、一時中断したこともあったが復活。1973(昭和48)年に市制20周年を記念し、現在の形である夏まつりのみこしパレードとなった。連日かすかべ大通りに多くの出店が並ぶ中、20基超のみこしが練り歩き、多くの人でにぎわう、市民に愛されている祭りの一つ。

 2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染症拡大のために中止。50回目の節目である今年は、みこしは担がず、展示のみの開催となる。みこしは、かすかべ大通りの、春日部市民文化会館前から公園橋(西)交差点の約500メートルにわたり展示する。

 春日部市観光協会の鈴木涼香さんは「春日部夏まつり実行委員会の粕壁地区自治会連合会、春日部商工会議所、当観光協会で検討を重ね『何かしら形に残したい』『今できることをしよう』『伝統をつなげよう』との思いから、みこしを担いでのパレードではなく、規模を縮小し、みこしを展示する形となった。展示は初の試みで、各町会の協力を得て現在準備を進めている」と話す。

 当日、同通りを10時から18時まで交通規制する。12時に開場し開会式を行い、16時まで展示する。

 荒天の場合は10日に順延。何らかの理由により中止となる場合は、市のホームページや防災無線、同観光協会のSNSで案内する。八坂神社のみこしは6月19日から、ぷらっとかすかべ(粕壁1)に展示する予定。

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