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春日部に自家製酵母使うパン店 「1枚で幸せになれるパン」提供したい

店主の根岸暁子さん

店主の根岸暁子さん

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 春日部市にパン店「Fuku Bakery(フクベーカリー)」(千間1、TEL 048-878‐8799)が2月11日、オープンした。

看板商品のホームブレッドカンパーニュ

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 越谷市で育った根岸暁子さんが店主を務めるパン店。根岸さんは小さい頃、父親によくパン店に連れていってもらった経験などから、「パン屋さん」に憧れを抱いていたという。「家族全員パン好きで、食パンや菓子パンなど、市販されているパンや、昔ながらのパン屋で買っていた。食後にパンを食べるのが日常だった」と振り返る。

 大学卒業後にパンメーカーに就職し、パン加工食品を作っていた根岸さん。「現場から本社への異動を勧められたが、やはり自分は作る方が好きだと気が付いた。そこから、小さい頃からぼんやりと思っていた『パン屋を開きたい』という思いが強くなった」と話す。根岸さんは退職し、大学時代から行きつけだったパン店などでパン作りを9年ほど学び、独立した。

 食事パンや焼き菓子など30~40種を提供する。酵母の香りや風味などを生かし、癖が少ないパンを作るため自家製酵母を使う。「ライ麦粉から天然酵母を起こし、ライ麦粉や小麦粉、水を足して培養した自家製酵母を使っている」と根岸さん。

 「ホームブレッドカンパーニュ」(500円)、「湯種ルヴァン食パン」(500円)、「酵母マフィン」(240円)、「ベーコンパン」(240円)などがある。根岸さんは「いろいろなパン屋を見ていて、カンパーニュのような大きくてごつごつした食事パンがかっこいいとずっと思っていたので、看板商品をカンパーニュにした」と話す。

 「その日の気分でパンを厚めに切ってバターを塗って食べようとか、あんこをのせてみようとか、あのパンがあるからおいしいハムを買おうなどと思ってもらえるような、食卓に寄り添うパン作りを目指している。1枚で幸せになれるようなパンを提供したい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。月曜・火曜定休。感染症対策として、入店は3人までに制限。駐車場なし、近隣にコインパーキングあり。

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