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越谷のカレー店「モクロミ」のポークビンダルー、ハウス食品がレトルト商品化

「JAPAN MENU AWARD 『ポークビンダルー』」

「JAPAN MENU AWARD 『ポークビンダルー』」

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 越谷市のカレー店「spice curry mokuromi(スパイスカレーモクロミ)」(千間台西5)のカレーメニューがハウス食品(東京都千代田区)のレトルトカレーとして全国のスーパーで販売され、1カ月がたった。

店主のシュウさん

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 2017(平成29)年9月にオープンした、カウンター席6席のみの同店。店主のシュウさんは「自宅でパーティーを開いた時など、大人数分のカレーを大鍋で作って出していた。『おいしい』とよく言われていたことから、カレー店を開くことにつながった」と振り返る。

 カレーに小麦粉は使わず、野菜のうまみと甘みを引き出すように調理している。「独自に調合したスパイスや一般的にカレーで使われないような食材も使っている」とシュウさん。

 2018(平成28)年、同店のカレー「ポークビンダルー」がグルメコミュニティーサービス「SARAH(サラ)」が主催する日本全国の「至極の一皿」を表彰するグルメアワード「JAPAN MENU AWARD(ジャパンメニューアワード)」で受賞メニューに選ばれた。シュウさんは「お客さんから聞いて驚いた」と言う。

 ハウス食品は昨年8月から、同賞に選ばれた90店以上のカレーから選んだメニューをレトルト食品として開発し販売。今年8月には同店のカレーを含め3品発売し、現在は全9品のラインアップとなっている。シュウさんは「商品化の話をもらいうれしかった。お客さんからの反応は上々。まとめ買いしてくれる方や、家で食べられてうれしいなどの声がある」と話す。

 ハウス食品 食品事業二部の中野美咲さんは「売れ行きは好調。店の近隣スーパーでは特に好調と量販店から共有いただいている。SNS上でもファンの方々が多くアップしており、反響につながっている」と話す。

 シュウさんは「酸味があるカレーなので、マッシュポテトを添えると味わいが変わっておいしいと思う。現在店では提供していないが、食べたことある人には懐かしい味だと思う。今提供しているポークカレーと食べ比べてもらえたら」と話す。

 「自分にとって料理は創作活動。創作意欲を途切らせないようにしていきたい」と笑顔を見せる。

 商品は「JAPAN MENU AWARD『ポークビンダルー』」。150グラム入りで、価格はオープン(税別参考小売価格329円)。店の営業時間は11時~14時。木曜・金曜定休。

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