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春日部産米の米粉活用に向けた実証実験で稲刈り 順調に生育し稲穂たわわ

収穫の様子

収穫の様子

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 春日部市と市農業委員会らが進めている「春日部産米を活用した食の新たな地域ブランド創出に向けた実証実験」のため10月3日、椚集落営農組合が旧富多小学校付近の椚地区で稲刈りを行った。

こうべを垂れる稲穂

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 市と市農業委員会は同実証実験に関する基本協定を、南彩農業協働組合、埼玉みずほ農業協働組合、春日部商工会議所、庄和商工会、春日部市観光協会、川上製麺所、みたけ食品工業と締結。5月に、多収の高アミロース米品種で米粉麺への加工適性を持っている「亜細亜(あじあ)のかおり」の苗を、ほ場約30アールに植えていた。

 JA埼玉みずほ営業課地域支援担当の中田辰雄さんは「皆さんのご協力で本日を迎えた。7月に葉いもち病の初期症状があったことや、8月にカメムシ予防のために農薬を使用した。9月の台風の影響もなく、生育は順調。8割くらいは収穫できると思う」と話す。

 市環境経済部 農業振興課課長の舟田由彦さんは「気候の影響などもあり心配だったが、たわわに実り収穫量に期待が持てる。今回収穫した米の状態を見て、同協定を結んでいる団体と情報交換をしながら、微粉末の製粉、米粉の製麺などのさまざまな技術開発や、米粉麺中心の商品開発などの実証実験を行い、課題の検証を行っていく」と話す。

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