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春日部産米で地域ブランド創出に向け、田植え実施 実証実験の今後に農家も期待

田植えの様子

田植えの様子

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 春日部市と市農業委員会らが進めている「春日部産米を活用した食の新たな地域ブランド創出に向けた実証実験」のため5月23日、椚集落営農組合が旧富多小学校付近の椚地区で田植えを行った。

亜細亜のかおりの苗

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 市と市農業委員会は同実証実験に関する基本協定を、南彩農業協働組合、埼玉みずほ農業協働組合、春日部商工会議所、庄和商工会、春日部市観光協会、川上製麺所、みたけ食品工業と3月30日に締結している。

 栽培する米は、多収の高アミロース米品種で米粉麺への加工適性を持っているという「亜細亜(あじあ)のかおり」で、ほ場約30アールに苗を植えた。

 市環境経済部 農業振興課課長の舟田由彦さんは「米の価格が下落している中、この取り組みについて、市の農家の方々も興味を持ってくれている。商品開発やブランド化などを進めることで、市全体の農業や観光などさまざまな面の活性化につながれば」と話す。

 9月ごろに収穫し、微粉末の製粉、米粉の製麺などのさまざまな技術開発や、米粉麺中心の商品開発などの実証実験を行い、課題の検証を行う。

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