音楽イベント「音楽催事 オトダマの杜（もり）」が11月6日、越谷香取神社（越谷市大沢3）で開かれる。

観覧席と神楽殿の様子

　2021年6月から始まり、10回目となる同イベント。同神社の神楽殿で音楽演奏やダンスパフォーマンスなどを披露する。

　同イベントが始まったきっかけは、コロナ禍で音楽演奏の披露などができなくなったこと。主催の音と縁の代表理事で音楽講師を務める青木美千香さんは「コロナ禍になったとき、音楽の発表の場がなくなったと音楽をやめた人や、音楽をやめて引きこもりになってしまった人もいた。神楽殿は外にあり、出演者と観覧者との距離も保てることから、コロナ禍でも表現できる場所をつくろうと始めた」と振り返る。

　イベントを始め、発表の場ができたことや、神楽殿で演奏することを喜ぶ人もいるという。回を重ね、音楽だけではなくダンスなども含め文化芸術を発表するイベントにした。青木さんは「出演者や観覧者、参拝者など多くの人に表現の場を分かち合うイベントとして今後も続けていきたい」と話す。

　今回はウクレレのワークショップやフルート演奏をはじめ、近隣在住のアーティストなどが出演する。クレープやホットドッグのキッチンカーが出店するほか、アルコールも販売する。

　入場は無料。運営費として任意の寄付を1,000円から募る。寄付した人には協賛店の商品と引き換えられるサービス券などを抽選で進呈する。

　16時開始。小雨決行。